ナイアシンアミド配合美容液の正しい使い方
ナイアシンアミドはここ数年で急速に注目を集めた成分ですが、「なんとなく良さそう」という理由で使っている方も多いようです。実際にどんな働きをするのか、使い方で気をつけることは何か、整理してみます。
ナイアシンアミドが肌に働く仕組み
ナイアシンアミドはビタミンB3の一種で、肌の中でいくつかの経路に関与しています。最もよく研究されているのは、メラニンの移動を抑制する働きです。メラニン自体の生成を止めるのではなく、表皮細胞へのメラニンの受け渡しを減らすことで、くすみや色むらを改善するとされています。
また、セラミドの合成を助ける働きも報告されており、保湿効果との相乗作用が期待できます。毛穴の目立ちに対しては、皮脂分泌を調整する作用が関係していると考えられていますが、個人差が大きい部分でもあります。
配合濃度と効果の関係
研究で効果が確認されているナイアシンアミドの濃度は、おおむね2〜5%の範囲です。それ以下では効果が不十分で、それ以上では刺激が出やすくなる場合があります。当店が取り扱うセラムコンセントレートは3%配合で、この範囲に収まっています。
成分表でナイアシンアミドの位置を確認することも参考になります。成分は配合量の多い順に記載されているため、リストの前半に近いほど濃度が高い傾向があります。ただし正確な濃度はメーカーに確認するのが確実です。
他の成分との組み合わせで気をつけること
ビタミンC(アスコルビン酸)との同時使用については、かつて「ニコチン酸が生成されて赤みが出る」という説がありましたが、現在の研究では通常の使用条件ではほぼ問題ないとされています。ただし、高濃度のビタミンCと高濃度のナイアシンアミドを同時に使う場合は、様子を見ながら導入するのが無難です。
酸性の成分(AHA・BHAなど)と同時に使う場合は、pHの関係で効果が落ちる可能性があります。使う順番を分けるか、時間をおいてから重ねることをお勧めします。
ナイアシンアミドは比較的扱いやすい成分ですが、肌の状態によって合う濃度や使い方は変わります。気になることがあれば、ご相談・ご予約はこちらからどうぞ。